サーカスTC DXテントのポール二股化
こんにちは。すみっこきゃんぱ~です。
私はテンマクデザインのサーカスTC DXのテントを愛用しています。
非常に良いテントではあるのですが、ワンポールテントの宿命としてポール周りのデッドスペース問題があります。これを解決するために二股ポールを使って二股化する方法が知られております。DODのフタマタノキワミを使う方法が有名です。
でもお値段がそこそこしますので、自分で作ることにしました。
材料
楽天市場で購入した物
ポール 2.8m アルミ製 120cm〜280cm伸縮アルミポール 4本連結 1本2,680円(3本では8,040円)
元々タープ用に持っていたこのポール2本に全く同じポール1本を買い足して合計3本のポールを使用しました。このポールは5cm 間隔で8段階に伸縮可能で、微妙な長さ調整に重宝します。アルミ製で軽いのですが、直径32mmで通常のポールより少し太めでしっかりとしています。今のところサーカスTC DXの重さでもたわんだり変形したりすることはなさそうです。
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カインズで購入した物
パイプバンド25A 2個 98×2=196円
座付羽子板75H 1個 148円
テントのてっぺんを支えるためのゴム(戸当たりゴム45mm)1個 158円
ゴムシート(2mm×100mm×100mm)2枚 85×2=170円
蝶ナット(M6)1個 16円
ボルト(M6×35)1個 18円
ワッシャー(M6×13×1.0)2枚 7×2=14円
セリアで購入した物
パラコード1本 110円
ダイソーで購入した物
スパナ1個 110円
制作
1.パイプバンドのボルトを外して真ん中の板をペンチで曲げて取り除く。
2.最上段のポールの一番上の棒(ハトメに通す部分)を外す。クルクル回せば簡単に取れる。
3.座付羽子板に戸当たりゴムを取り付ける。ゴムの穴をドリルで広げる。
4.最上段のポールを少し伸ばしてポールの細い部分にゴムシートを巻く。見た目を気にするのであればパイプバンドに合わせて切っても良いのですが、私は気にしないのでそのままです。
5.ゴムシート付きポールの上から約1cm開けてパイプバンドで挟み、ボルト、ワッシャー、パイプバンド、座付羽子板、パイプバンド、ワッシャー、蝶ナットの順でゴムシートがずれないようにスパナで締め付ける。その際、2本のポールの間の角度が80°ぐらいに広がることを確認する。次にランタンを引っ掛けるためのパラコードを通す。
6.最下段ポールの一番下から10cmのところにドリルで2つ穴を開ける(設営時に横向きになるように注意)。パラコードを通して結ぶ。パラコードは必要な長さより長めに切って、端をライターで炙ると通しやすいです。
7.パイプを延長して天頂部から先まで343cmに調整して完成!
設営の仕方
初めて設営するときは、通常通り純正ワンポールで一度テントを立ててから、ベルト紐でテンションをかける前に制作した二股ポールに付け替えるのが良いと思います。二股ポールは純正ポールより長いので、慣れないうちは設営に苦労します。できれば二人以上で作業を行ってください。テントへの人の出入りの邪魔にならないようにするためにポールを入れる位置は図の赤線の部分がおすすめです。
キャンプ中、時間の経過とともに股開きしてしまうのを防止するためにポール内側の地面にペグを打ち込みパラコードを引っ掛けて下さい。
一人でワンポールを使わずにいきなり二股ポールで設営するのはテントが重くて大変苦労します。後日、当ブログにて対策を公開できればいいなと思い、現在鋭意検討中です。
最後に
ポールを二又化することでテント内のデッドスペースが大幅に減りとても広く使えております。今回の自作で要した費用は3,620円(もしもポール3本とも新規購入するのであれば8,980円)で、市販品を購入するよりもずっと安くつきました。もしも興味がある方がございましたら試してみてください。
なお、二又化についてメーカー(テンマクデザイン)は一切推奨しておりません。もしケガ等をされても一切の責任を持てませんので、二又ポールを使用する場合はあくまで自己責任で行ってください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました \(^o^)/