サーカスTC DXテントの楽々(?)撤収方法
こんにちは。すみっこきゃんぱ~です。
1年前にテンマクデザインのサーカスTC DXを購入してメインのテントとして使っており、とても気に入っています。
メリットを挙げ始めるときりがないのですが、主なものとしては・・・
- しっかりとしたTC幕で濃い影ができるので夏場でも暑くなりにくい
- ソロで使うには十分広い(最大4人ぐらいでも寝られる)
- 前後に大きく開くので風が通る
- 別でタープを張らなくても、テントだけで屋根付きオープンスペースができる
- 内部が結露しにくい
- ダブルファスナーで薪ストーブが入れられる(自己責任ですが)
でもデメリットもあります。例えば・・・
- 濡れてしまうと乾きにくい
- とにかく重い(乾燥時でも約12.3kg(ペグやポール含む))
- 地面が芝生だと畳むときに外側だけでなく内側にも枯れ草が沢山くっついて取れない、次に使ったときにハラハラと落ちてくる(私はお座敷スタイルなので床が枯れ草だらけになります。夏場よりも冬場や春先がひどくなります)
- 形が正五角形であって目印になるものがないので、どこをどう折っていけば綺麗に畳めるのかよく分からない
- サイドフラップの「ヒラヒラ」が内側にあって綺麗に畳むのが意外に難しい
- 収納袋が小さくてぎりぎりなので、綺麗に畳んだつもりでも袋のファスナーを閉めるのが大変
デメリットの1と2はTC幕の宿命であり、どうしようもないと諦めるしかないのですが、「3、4、5、6は何とかならないものか?」とずっと考えていました。そうしたら最近ひらめきました。
そうだ! \(^o^)/
先日のキャンプで試してみたら上手く行きましたので、今回はこの3と4と5と6のデメリットを少しだけマシにする方法をご紹介します。
私はワンポールテントの欠点であるポール周囲のデッドスペースを無くすために二股ポールを自作して二股化しています。
今回は二股ポールを使った場合に最適になる方向を意識して畳み方を考えてこの記事を書きました。純正のワンポールを使っている方でも撤収、収納に困っているようであれば同じように出来ますので試してみて下さい。また、サーカスTCでも一緒ですよ~。
撤収手順
説明のためにペグとベルトに番号を振ります。絵の下側がサイドフラップのある正面側になります。ベンチレーターの場所とテンマクデザインのロゴの場所も確認して下さい。一番上を1番として、時計回りに2番、3番、4番、5番とします。私は二股ポールを赤線の位置に入れております。
それではスタートです。バケツだとかウェットティッシュなどが写っておりますがお気になさらないでください。この後もいろいろなものが写りこみます。ブログに載せることを考えれば片付けておくべきでした。すみません (*_*;
左側のサイドポールを外して片付けて、サイドフラップのファスナーを閉めます。
残りのサイドポールを外して片付けます。
写す向きをサイドフラップのある正面に変えました。
正面の外側のファスナーを閉めます(この時点でベンチレーターのつっかえ棒が外れていることに気が付きました。写っていない裏側はきちんと立っているのですが) (;^_^A
ロープのペグ(5本)を抜いて、ロープを綺麗に束ねて結びます。
二股ポールの股開きを防止しているペグを抜きます(純正ワンポールを使用している方は無視してください)。
ベルト5本とも緩めます。
全体にだらーんとなります。
2番ペグ⇒5番ペグの順序で抜きます。(ベルトをペグから外すだけでも良いのですが、ペグを後で回収するのを忘れないで下さい。以下同様です。)
次に1番ペグを抜きます(ポイントです!)。
(3番と4番のペグは残したままです)
倒れるぞ~!!!(1番ペグ側から撮っています)
ポールを抜き取ります(純正ワンポールの場合は中央に倒れているはずですので、同じようにこのタイミングで抜き取ります)。
ポールを抜き取った後、180°回って、もともとサイドフラップがあった側から撮った写真です。上の方のごちゃごちゃ物が載っている緑色のシートは、お座敷スタイルにするために敷いているグランドシート(コーナンで買ったユタカシート)です。
隠れている3番ベルト(ピンク色)を見えるようにするためにスカートを少しめくって・・・
上から2番のベルト(黄色)をひっかけます。
反対側の4番ベルト(ピンク色)にも・・・
上から1番ベルト(色なし)をひっかけます。
ここは非常にややこしいのでもう一度図解します。矢印で示すように、3番ベルトのかかっている3番ペグに2番ベルトを上から引っ掛けて、4番ベルトのかかっている4番ペグに1番ベルトを上から引っ掛けます。3番ペグと4番ペグを基点にしてして図の下側に向けてテントを倒したので、3番ペグの近くに2番ベルトがあり、3番ペグと4番ペグの間ぐらいの位置に1番ベルトがあるはずであり、それらを探してそれぞれ上から引っ掛けるだけです。
ここでベンチレータのつっかえ棒を二つとも外します(私のは既に一つ外れていますが・・・)
天頂部を向こう側に引っ張って行きます。
最表面にあるスカートを少しめくって、サイドフラップの形を三角形に整えます。
スカートを元に戻して中央の三角形の形を整えます。3番、4番ペグで固定されているので写真奥側の天頂部を引っ張れば簡単です。
続いて右側の出っ張りの形を整えて半分の三角形を作ります。3番ペグに3番ベルトと2番ベルトが引っかかっていますので、テンマクデザインのロゴの中央で折りながら、天頂部と下部を引っ張れば簡単にきれいになります。
次に左側(写真奥側)の三角形を整えます。ここも3番ペグに3番ベルトと1番ベルトがひっかかっていますので、天頂部とフリーの5番ベルトを引っ張れば簡単に三角形ができます。
ここも少しややこしいのでもう一度図で確認します。結局、緑線のところで山折りに折って半分になっています。
ここまで来れば、後は小さく畳んで行くだけです。3番、4番ペグはまだ抜かずに、3番ペグを基点に右側にある半三角形を中央の三角形に重ねます。
続いて4番ペグを基点に左側(写真左奥側)の三角形を、中央の三角形に重ねます。
天頂部を写真手前方向に折ります。天頂部の一番先がスカートの一番下に来るようにします。
ここで4番ペグを抜いて、左側の三角形の部分を折り返します。この下にサイドフラップの「ヒラヒラ」が入っていますので、形が崩れないように注意して折ってください。
右側についても3番ペグを抜いて同様に折り返します。
畳む幅の目安にするために純正のポールを入れた袋を左横におきます。
スカートの方から折り返します。ベンチレーターの端部に入っている硬いベルトのすぐ下あたりで折り返すのが理想です。
上からも折り返します。幅は目安となる純正のメインポールよりも気持ち長いぐらいが丁度良いです。
純正のポールが入った袋を端っこにおいて、
空気を抜くように軽く体重をかけながら、くるくると巻いて行きます。
巻きあがりです。
私は元々ついていた紐をなくしてしまったので、100均で買ったズボン用のベルトで巻いて固定しています。強く巻けて形が崩れないのでお勧めです。
上から袋を被せて、テントを端っこから指で押し込みます。
半分ぐらい入ったら上下ひっくり返してまた袋にテントを入れ込んで、備品の袋も入れて・・・
ファスナーを閉めれば・・・
完成です。ファスナーは簡単に締まりました \(^o^)/
最後に
サーカスTC DXの撤収時のデメリットである
- テント内側に枯れ草がたくさんつく
- 正五角形のどこで折ればよいのかわからない
- サイドフラップの「ヒラヒラ」が綺麗に畳めない
- 袋のファスナーが閉まらない
を少しだけマシにする方法をご紹介しました。同じテントをお持ちの方に少しでも参考になれば幸いです。ご質問等ございましたら遠慮なくコメントして下さい。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました (^_-)